お盆ー盂蘭盆会ー

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お盆ー盂蘭盆会ー

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2018/08/15 お盆ー盂蘭盆会ー

今年もお盆の季節がやってきました。

皆さんは、どのようにお過ごしでしょうか。ご先祖様をお迎えされているでしょうか。

 

真宗では、正式にはご先祖様が1年に一度お盆にこの世に戻って来ることはないと考えますし、お盆のお勤めは、ご先祖様に感謝するものと捉えます。

少し難しいことを申しますと、あの世(お浄土)に生まれ変わった(輪廻転生から抜け出し、苦のない世界に往生した)ご先祖様は、阿弥陀様の光の一部となって、この世に戻ってきて、あたかもお釈迦様がこの世に誕生したように、衆生をお浄土にすくいとる役目を果たされる、とも言います。私たち衆生をお浄土に導かれるのは阿弥陀様その方ですが、阿弥陀様に加えて、阿弥陀様に力添えをしそういったお力を発揮されるご先祖様に感謝する(ご先祖様をお迎えして供養するのではなく)。真宗では、それがお盆の意味です。

 

佛華を活け変えました。いつも買いに行くお店に行きますと、お盆だからでしょうか、お墓などにお供えする花の束がいつもより高く豪華でした。商魂逞しいですね(半分嫌味ですが、半分は繁忙期で仕方ないなあとは理解しております)。

すすきが綺麗だったので、すすきも活けてみました。まだまだ暑さは続くでしょうが、やや風が涼しくなったかなとも感じます。皆さんも、お疲れの出ませんように、ご自愛ください。

 

(追記)お盆は、正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、お釈迦様の高弟の一人だった目連尊者が亡くなった母親の状況を見たところ、餓鬼の世界(飢えと渇きに長きにわたって苦しめられる世界)に堕ちて苦しんでおられた。慌ててお釈迦様に相談したら、雨季の修行を終えた修行僧が反省会を開く15日に、その者たちに食事を振舞い、心から供養するようにとアドバイスを受け実行したところ、母親が餓鬼の世界から解き放たれたという伝説に由来します。

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