人生って、大変。

超願寺

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2018/10/06 人生って、大変。

10月が始まって1週間足らずですが、今年の台風はすでに25号が。今年は、鉄人2、もとい、台風28号、ありそうですね。台風発生の平年値は25個、去年は27個、1967年には39個発生したそうです。近畿への接近数は、2004年の9個が一番多いようです。去年の接近数は5ですから、今年はそれを更新してもおかしくない感じですね。

 

自然災害は、私たち人間のことなど考えずにやって来ます。考えてみれば、地球の大きさと比べればカビや苔と変わらない程度の微小な私たち人類。いくら霊長類だ優秀な種だと偉そうにしてみたところで、自然にかなうわけなどないのです。

 

自然災害だけでなく、考えてみれば、人生もいろんなことが起こります。齢50を超えれば、あとは下り坂。人生100年と考えても、50歳は半分ですから、まあそうでしょう。3で割ったらちょうど1日と同じという話を、以前にも述べたことがあります。

24歳なら8時。36歳なら、12時(正午)。これは、人生70年程度を想定した話なので、80年時代なら約3.5で割ったほうがいいのかもしれませんし、100年とすれば約4で割ると近似値かもしれません。

50は、3で割ったら4時半過ぎ、3.5なら2時過ぎ、4なら12時半。かなりの差はあるとはいえ、昼を過ぎていることは確かで、まだ大事な仕事が残りつつも、今日1日を終えることを念頭に置きながら業務に当たらないと、仕事が終わらず残業する羽目になります。仕事に残業はあっても、人生に残業はあり得ません。

 

それはさておき、本当に、人生いろいろです。ベタな話として、人生には上り坂、下り坂、それにまさかの3つの坂があると言います。まさかの坂は、こちらの予期せぬ状態で起こります。自然災害然りですが、人間関係におけるまさかは、よくあります。

 

そんな事態に遭ってもパニックにならないよう想定しつつ、遭ってしまったら、クソ度胸で切り抜けるしかないのでしょう。クソ度胸。下品な言葉ですが、大事です。クソ度胸を発揮できない場合もあるでしょうが、無理しなくてもいいです。柳のようにどう受け流すか。それが、「想定する」ということです。端的に例を挙げれば、人の死は常にありうること。長寿の日本にあっては死なないような錯覚を覚えていますが、いつ死ぬとも限らないのです。事件・事故・災害もあるのですから。悲しんでばかりでは、故人も困ってしまいます。よくいう「逆縁」は、子が親より先に亡くなることですが、賽の河原で、子供は鬼にいじめられます。その理由は、「親を悲しませたから」です。そうすると、親は、子が鬼にいじめられないよう、涼しい顔で過ごす方がいい。そんなことできないかもしれないけれど、そうしないと子が鬼にいじめられるのですから。

 

お経をあげるのは供養のためと考えられたりしますが、本当は阿弥陀様への感謝です。故人も阿弥陀様の光の元において仏様になるのですから、故人への感謝です。供養は、この世で嘆き悲しまず、ただ感謝の念をもって、この世の生を真面目に送ることそのものです。どうせそのうち亡くなります。亡くなるまでは、この世は楽しいし未練もある。亡くなった後は、未練なくあの世へ一直線。

 

遺された者は、阿弥陀様をはじめ故人に感謝しながら、ただこの世の生を全うする。供養としてすべきことは、それに尽きます。

 

法事があり、佛華を生け替えました。菊とコスモス?でシンプルに。パルパスはススキの一種だそうですが、長持ちします。綺麗な穂波なので、今回もそのまま。

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