謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

令和2年の幕開け。毎年申しておることではありますが、1年1年の区切りは、人間が勝手に決めているもの。地球が太陽の周りを１周かけて回るのが約1年ではありますけれども、その動きに区切りがあるわけではありません。

余談ですが、国境などというものも、人間が勝手に決めたもので、地球に最初から線が引かれているわけではありませんね。人間とは、勝手な生き物です。閑話休題。

さて、時間の流れの中では単なる1日に過ぎない日ではありますけれども、元日は前年を反省し、今年をどう生きるか、見つめ直すのにちょうど良い節目ではあります。

祈願する、などというと真宗の教えに反することではありますが、自分の力でどうすることもできないことではあるものの、反省を生かして、この1年、少しでも良い年になればいいなあ、そんな気持ちで、ごく身内で、修正会をお勤めしました。新たな気持ちで、1年をよりよく過ごしたいものです。何が良いのか悪いのかは、私にはわかりませんが。

何一つ無駄なものはないと思うなら、何も悪いことはない。無駄なことだと思うなら、悪いことかもしれません。まあそこは、どんなことがあってもどんと来い、「雨降ってよし、晴れてよし」の気持ちでいきましょう。

最近私が好きな言葉に、

順風の中で自分を見失い

逆風の中で自分に出遇う

という言葉もあります（作者不詳。金子大榮師とも、藤田徹文師とも言われますが、詳細は調べておりません）。古くから、禍福は糾える縄の如しとか、人間万事塞翁が馬という言葉もありますので、何事があっても、前を向くしかありません。

皆様にとって、この1年が実り多き1年でありますように。

※修正会とは、浄土宗の公式WEBサイトによれば、「新しい年の始めにあたり、天下泰平や人々の幸福を祈って行う法要です。「修正」とは、正月に修する法会(ほうえ)、の意味。起源は中国の年始の儀式にあるとされ、日本では平安時代以降から広く行われるようになりました」とのこと。

#修正会

#超願寺

#元日

#元旦