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2020/02/13 ダイエット

昨年来、リバウンドが始まってしまい、せっかく自分なりに納得の体重に戻ったのが水の泡に。

 

そんな体験を、少しお話ししたいと思います。体重は極めて重要な個人情報ですので(笑)、さらけ出すのはどうかとも思いますが、話の性質上、思い切ってお話しします。(少々思い出話が長く、全部読むのが面倒だなという方は、途中に*****印をつけてありますので、それ以後をお読みください)。

 

私は高校まではスポーツマンでした。本当は野球がしたかったのですが中学に野球部がなく、仕方なくバレー部に入りましたが性に合わずすぐにやめ、次いで入ったのがバスケットボール部でした。これが性に合い、高校まで続けました。怪我をして途中で辞めてしまいましたが…

 

これとは別に小中学校ではボーイスカウト活動にも参加しており、キャンプなどに重い荷物を担いでよく行きました。今みたいな設備の整ったキャンプ場ではなく、河原の石をどけて整地してテントを張るなどかなりサバイバルな内容。夜間ハイクといって、車通りの少ない夜中に夜通し歩くのにも参加しました。場所はよく覚えていませんが、大阪から京都にかなり近いところまで歩いたと思います。

 

この当時私はよく食べました。食べる量に関する「武勇伝」は数知れず(その辺りはまたの機会に)。スポーツをしている分、食べても太りませんでした。高校時代、正確に言えば少し太った時期もありますが、基本的には177センチの身長で70キロをキープしていました。

 

それが怪我をして本気のスポーツ活動をやめた後、案外食欲は落ちず、運動量はがた落ちしますので太ります。有名なアスリートでも引退後に激太りするケースがありますが、おそらく私と同様だろうと思います。

 

大学(法律相談所という極めて文化系のサークルに所属していました)では最高90キロまで行きましたが、まだ若かったので上下しつつも80キロくらいに落ち着いていました。

 

そんな時代からすでに30年を経て、いわゆるアラフィフになって、最大105キロまで太りました。3ケタ突入は、我ながら焦りました。

 

そこで、当時住んでいた近所のお医者さんが開催されていたウォーキング教室やダイエット教室に参加して、なんとか96キロまで減量。とは言え、いわゆるBMIで適正と言われる70キロには程遠く、個人的にちょうどいいと思う80キロにしても2ケタ離れています。ここはもう1段階、本気でダイエットせねばと、食事制限-ダイエットというのは痩せるのが目的というより、食生活全般を見直すことが重要です-に取り組みました。

 

それが5年ほど前だったでしょうか。毎日3食何を食べているかを撮影し送信すると管理栄養士の方が「炭水化物の量が多い、タンパク質はもう少し食べましょう」とか、「(タンパク質でも)植物性だけでなく動物性もとりましょう」とか、丁寧に指導してもらいました。お酒が好きな私は、管理栄養士さんからの飲まないようにしましょう、飲むなら焼酎、ブランデーにしましょうというアドバイスには反抗し、「飲まないときっとダイエットに嫌気が差すので、飲ましてください」と懇願。そんなときは、栄養士さんは「お酒の量と同じだけの水をとるようにしてください」とアドバイスしてくださいました。

 

2ヶ月にわたる指導の結果、私の体重は85キロまで減りました。断酒はできませんでしたが、飲みながらでもやればできるじゃないかと嬉しくなりました。

 

それから3年ほどは85キロをキープしていたのですが、昨年正月あたりから食欲の虫がうずき始め、その結果今年に入って最高体重が97キロ越え。せっかく頑張った2ヶ月間の苦労(とお金)が、水泡に…

 

*****

 

体重の増減を考えたとき、それが自然な状況なのかどうかといつも自問自答しています。すなわち、自分の中で無理に食べているわけでもないのに太るなら、それは自分の自然な状況であって食べればいいのではないか。肥満は確かに病気を誘発しますので問題ではありますが、でもそうなる頃には食べたくなくなるのではないか。とすれば、ダイエットするのは自然に反することではないか、と。

一方で、いやそうではない、今は飽食の時代で、本来人間のあるいは動物の自然な姿は空腹なのに、満ち足りてしまっている。食べたいだけ食べられるのは決して自然じゃない。そういう思いも湧きます。

 

思い起こせば、体重が増えている時期は、お腹がパンパンになってもまだ食べていました。元々大食漢なので、胃は大きいのでしょう、いくらでも入ります。フードファイターほどではないのでどこかのタイミングではちきれそうにはなりますが。

 

はちきれそうになるまで食べるというのは、やはり自然な状態ではない。現代社会は飽食であると同時に、ストレス過多の時代でもあります。いろんな刺激にさらされて、食べ過ぎる状況に陥ってしまうこともある。そうであるなら、食事制限して、自分の本来あるべき姿に戻ることもまた、自然の営みです。私は、自分にそう言い聞かせています。

 

中庸の思想というのが仏教の根本理念にあります。そのため私は先述のように何が自然な状況なのか、極端な発想にはなっていないかと考えてしまうのです。

 

中庸というのは、少欲知足という言葉で表されることもありますが、いずれにせよ極端に走らないということです。腹八分など食べ物がわかりやすいですが、政治思想の面でも左翼や右翼(特に激しい考え方を極右とか極左と言いますね)ではなく中道という言葉があります。

 

煩悩に惑わされず、極端に走らず、常に体重を適正な数値に維持できる方は素晴らしいと思います。ただ、私のように特に重い方にブレの大きい人間は、ある程度努力して適正体重に戻すこともまた中庸の思想なのだと、決意を新たに、少しダイエットに勤しもうと思います。今、2ヶ月間のダイエットの際に指導していただいたプチ断食(準備期復食期入れて3日間だけの簡易なもの)を実践中です。お腹が空いてきました(苦笑)

 

(補足)プチ断食は少々我流でもいいかもしれませんが、本気の断食は専門家の指導のもと行うべきですので(体調に悪影響を及ぼすことあり)、ご注意ください。

 

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