お寺がなくなるとき

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お寺がなくなるとき

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2020/11/30 お寺がなくなるとき

11月も今日で終わり。明日から、とうとう師走ですね。師走はその名の通りお坊さんが走り回る月、という意味合いのようですが、現代ではどうなのでしょう、私は特に12月だけお参りが多いとは感じておりませんが…

 

さて、ある意味ショッキングな、ある意味この時代にあっては当然な、ニュースを見かけました。

荒れ果てる寺 休眠の宗教法人、境内地を初の国有化へ(朝日新聞11月27日)

 

風景にさえなれない。もちろん、少子高齢化の中、お寺だけが安穏と維持できるわけではありませんが、心の拠り所として、これからも維持できればなと、個人的には決意を新たにした次第です。

 

皆さんにとって、お寺とは何でしょうか。観光目的ではない寺院の意味を、私も考えて行かねばと思います。

 

なくなるというのは、必要がなくなったということでしょうけれど、本当に必要がないのかなと思うことしばしばです。私が言えば我田引水に感じられるかもしれませんが、お寺は単に風景ではなく、仏教を伝える道場として、重要だと思うのです。当寺は都心にあってビル化していますので、見た目だけだと風景とは言えず、コンクリートジャングルの一角を占めるに過ぎません。しかし、都心にあってはそれもまた「風景」。田舎の原風景の中にあるような寺院ではありませんが、仏教の根本道場として、これからも都心の「風景」でありたいと強く念じております。

 

報恩講の佛華がよく保ちました。急に冷えたからでしょう。そのため久々1ヶ月ぶりに、生け替えました。赤いガーベラと、黄色のアルストロメリアを主として、佛華の基本、菊をたくさんお供えしました。

 

年末まで保つかどうかはわかりませんが、綺麗な色が、このまましばらく目を癒してくれます。

 

 

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