改めて、コロナ禍を考える

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改めて、コロナ禍を考える

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2020/12/19 改めて、コロナ禍を考える

新型コロナのことは聞き飽きたという方が多いかと思いますが、第3波が猛威を振るい、恐怖感が増したこんなときだからこそ、しっかり対策を考えましょう、という趣旨で、一文を書くことといたしました。私は医者ではありませんので、さまざまなニュースやデータを虚心坦懐に見て考えた一感想に過ぎないことをあらかじめご了承ください。

 

感染予防と経済対策。この両立ができることが本当は一番です。新型コロナは、インフルエンザと比べて致死率は高くありません。そのことをもって、単なる風邪だといっていいのかというと、個体差すなわち個人個人で無症状から死まで感染の結果があまりにもありすぎて、驚くばかりです。既往症との関係も取り沙汰されますが、明確な因果関係は、どの病気であってもはっきりしていないようです。癌だから罹りやすく死に至りやすいとも言い切れず、強いて言えば、肺、呼吸器系の疾患があると、もしかすると死に直結しやすいのかもしれません。

 

「これが新型コロナの本当のリスク」いま自粛すべきでない3つのこと(プレジデントオンライン(2021年1月1日号))

 

感染リスクを恐れて自宅にこもる人が増えたようです。これ自体は仕方ないものの、認知症や、生活習慣病のリスクが高まっているのも事実です。人と触れ合うことが、人間の情緒に重要であることは言うまでもなく、また動かないことによって、運動不足、肥満のリスクが高まります。

 

何がいいのか私もわかりませんが、ただ言えるのは極端はダメということです。引きこもって何もしないというのも、なんら対策を講じずにリスクのある場所に出かけるのも、やめた方がよい。

 

あまり人のいない屋外を暖かい格好で散歩したり、スーパーで買い物をするのも(マスクはしましょう)、頭を使い、体を使う作業です。有酸素運動として、ウォーキングは肥満予防に推奨されています。帰ってきたら、手洗いうがい、場合によっては洗顔して、できる限りウイルスを除去するようにしましょう。

 

ある程度旧来の風邪を引くくらいの方が、新型コロナに感染しにくいのではないかという記事も見たことがあります。この冬、ノロウイルスやインフルエンザウイルスが激減したとされますけれど、それはおそらく多くの日本人がしっかり手洗いうがいをした結果でしょう。それでもなお、風邪は普通にあります。新型コロナも新型の風邪の原因となるウイルスです。あまりにも潔癖にされた状況において、何か別の菌やウイルスに侵されないとも限らない。

 

いわゆる温室育ち、無菌室で育てられていると、新型コロナとは異なる何か新たな菌やウイルスが蔓延したとき、免疫力がガタ落ちになっている可能性もあります。ワクチンは、免疫力を高めるために先に無毒化弱毒化したウイルスを打つわけです。普段から、あまりにも潔癖でありすぎることもまたリスクになり得ます。

 

いつものごとく、長くなってしまいました。結論として申し上げたいこと。それは、極端なことはやめましょう。感染予防に気をつけつつ、引きこもりの生活ではなくて、外に出ましょう。

 

お釈迦様が2千年以上前に、「極端はいけない、中庸であるべきである」とお示しくださったことが、このコロナ禍にあっても、確かに真実であるのです。

 

ちなみに、健康診断や人間ドックを今年はパスしようとお考えの方、特に癌は進行性のものも多々あり、1年(ということは丸2年間)あくと手遅れになっていることもあります。受診できる限り、受診した方がよい場合もあります。

 

感染者が増え続ける今、「定期健診」は行くべきなのか

 

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