「宅墓」という選択

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「宅墓」という選択

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2021/03/16 「宅墓」という選択

以前近くの仏具屋さんに伺うと、可愛らしい墓のミニチュアが置いてあって、「これ売っておられるんですか?」と聞いたら、「いえ非売品です」とのことでした。

 

その時感じたのは、墓地が遠くて管理が大変と思っている人は多いのだから、自宅にこうやって置くのもいいのかもなあと思っておりましたところ、実際に「宅墓」として販売されているとのことでした。

 

おうちに置ける「宅墓」を考案「こんなのがほしかった」 先祖を祭る新しい形〈AERA〉

 

墓地埋葬法上、お骨を自宅の庭に埋めることはできませんし、解釈次第では自宅で安置することも問題がありそうですが、遺族のお骨の一部を自宅の仏壇に長年安置されていることはあるでしょう。基本的には、容易に移動させられる形であればOKという判断なのだろうと思います。

 

ただ、遺族がどこに引っ越そうとも、一定の場所にある「お墓」というのは、心の拠り所になることもあるでしょうし、存命の人間で転勤の多い人の実家のような場所という面もあろうかと思います。

 

納骨堂や合祀墓、樹木葬、散骨など、墓や埋葬のあり方の多様性のなかで、手元供養も選択肢の一つでしょう。とは申せ、墓の管理が大変なことは、手元供養の場合もそれを管理している人(例えば親御さん)が亡くなった場合には次に誰が管理するのかという点で、結局先延ばししているだけの場合もあります。

 

いつでも通える交通至便な納骨堂を運営しているところも増えました。あるいは合祀墓のように、管理する身内がいなくなっても永代供養してもらえるものもあります。

 

どれがいいかの判断は、個人個人で異なるでしょうから、私が言えることではありません。選択肢が増えたことを喜んで、ご先祖様をいやいや管理するよりは、楽しんで管理する方法を探してみてはいかがでしょうか。

 

#お墓#宅墓#手元供養

#埋葬

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