歴史街道、京街道ウォーキング(第4回)

超願寺

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歴史街道、京街道ウォーキング(第4回)

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2021/05/15 歴史街道、京街道ウォーキング(第4回)

昔に想いを馳せ、大阪から京街道に沿って京都へ向かう企画の第4回京街道ウォーキング。

前回は枚方公園駅近くで終えました。そこで枚方公園駅で下車し歩き始めようと思ったら、立派なものが。新たに作ったもののようですが、枚方周辺は京街道を観光資源としてしっかり整備しているように感じました。

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ということで、枚方公園駅からほど近い枚方宿西見附をスタート。まずは豪商の邸宅でしょうか、資料館になっていますが、残念ながら休館。後でネットで調べたら、料理旅館だったそうです。宿場町であり淀川舟運の中心スポットとして、栄えていたのでしょう。

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次は、浄念寺というお西のお寺。第2回、第3回で歩いた街道沿いも真宗のお寺が多かったですが、ここもやはりそうで、真宗寺院を中心とした寺内町が形成されていました。ちなみに本願寺が東西に分裂した頃、ここは西御坊、京阪電鉄の線路を挟んで反対側に願生坊がありますがそちらを東御坊と呼んでいたとか。

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次に向かったのが枚方宿の本陣跡。公園になっていました。本陣とは、大名、旗本、幕府関係者しか泊まれない宿のこと。立派な宿だったようです。明治天皇も立ち寄られたとか。

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 近くには、浄土真宗の立派なお寺。

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 さらに、妙見宮の常夜灯石灯籠が。江戸時代までは、このすぐ近くを淀川が流れていたそう。横の説明板によると、「この石燈籠は、高さ2.8mの花崗岩製で、柱には「妙見宮」「天泰平」「駅内安全」、柱裏側には「嘉永7年甲寅年(1854)」と刻まれて下おります。嘉永7年は開国の年であり、京都・大阪間の往来が増え、社会不安が高まる中、奉納した開運講の人達が天下泰平と枚方宿内の安全を、能勢妙見宮に祈願したものと思われます」。

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 枚方市駅の繁華な場所の一角に、「宗左(宗佐?)の辻」(油屋宗左or宗佐の屋敷が角にあったことから名付けられたそう)の道標。京街道から磐船街道が分岐する交差点だったようです。今でいう交野市のくらじ滝に向かう道で、滝と不動明王は眼病等に効くと評判だったとのこと。大阪の八軒屋の旅籠衆が安全祈願で建立。

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宗左の辻を抜けると、今度は枚方橋跡が見えてきました。今は暗渠となっている安居川(淀川に流れ込む)にかかっていた橋です。

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 浄土真宗のお寺。本当に多いです。真宗協和会発行の法語ポスターが貼ってあって、嬉しい。

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 そして、東見附に到着。西見附との間は1.5キロあり、枚方宿の東西の出入り口ということのようですね。

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 東見附を出て、かささぎ橋を越えると、延命地蔵が。旅の安全を祈願したのかな。

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昼食は、御殿山駅近くのスリランカカレー屋さんで。美味しくいただきました。

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昼を過ぎると一気に気温も上がり、少し疲れが出てきました。と思っていると、珍しく浄土宗のお寺が見えてきました。

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 これを過ぎると、阪今池公園が。写真はありませんが、滑り台が有名だとか。時期が良ければ桜なども楽しめそう。

 そして、牧野駅から樟葉駅まではあまり観光スポットはなく、ただ歩くのみ。淀川河川敷のゴルフ場が見えましたが、ただただ暑く、疲れ果てたので今日は樟葉で終了。汗だくでした。

 この時期になると、日焼けはもちろん、熱中症なども気をつける必要がありそうです。イベントとしてするには、時期も大事だなと思いました。

 余談ですが、その後銭湯で汗を流して、夕飯を食べてミナミを散策。人がいない。去年もそうでしたが、今年も、まだ夜の8時過ぎだというのに猫2匹の法善寺。正確には2、3人参詣客はおられましたが、長くは滞在されませんでしたので、猫しか映っていない(笑)

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 今回で京都に入れるかと思いましたが、まだかかりそうです。次は樟葉駅から京都本山を目指します。

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