お盆と真宗-佛華を活けました。

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お盆と真宗-佛華を活けました。

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2021/08/10 お盆と真宗-佛華を活けました。

お盆(正式には盂蘭盆・盂蘭盆会)の季節ですね。

 

お盆も、厳密に言えば真宗の教義とは異なるものの、祖先を敬う大事な年中行事の一つとして、現代でも認識されていますね。もっとも、昨年今年と、このようなご時世、家族が実家に集まることも難しく、なかなかお勤めできないご家庭も多いかと思います。コロナに関係なく、企業によってはお盆休みを従業員一斉に取る形式ではないところも多くなっているようでもあります。

 

真宗の教義とは厳密には異なると申しましたが、真宗では故人は苦のない世界、お浄土にまいられて、この世をさまようようなことはまずありません(あるかないか、私にはわかりません)。一方で、真宗では故人はこの世の衆生を救う手助けを、阿弥陀様のもとで忙しくなさっている。すなわち、お盆にかかわらず、いつでもどこでも、この世の衆生を見守ってくださっています。

 

言い方を変えれば、ご先祖さまは、仏壇にも、お墓にも、そして私のいるところにも、どこにでも風のごとく存在します。

 

なら、お盆は真宗的には無視していいよねという面も、正直なところあります。ただ、真宗の教えの根本は、報恩感謝の生き方です。阿弥陀様の大悲に感謝して生きる。南無阿弥陀仏を称えつつ、感謝の心で生きる。お盆は、阿弥陀様のもとで私たちを見守り、そしてお浄土に生まれ変わらせるぞと阿弥陀様をサポートするご先祖さまへの感謝のお勤め。

 

お盆参りに寄せていただくお家は減りましたが、お伺いするお家では、誠心誠意お勤めさせていただきます。また、ご自宅でお勤めをなさらないお家のためにも、寺で盂蘭盆会法要をお勤めする予定です(8/15午後3時予定)。

 

さて、佛華を活け替えました。とにかく枯れるのが早いです。なんせ、水道をひねればすでにお湯が出てくる大阪。水を替えて、氷を入れないと、それだけで萎れてしまいそうです。

 

本来の作法からすると間違っているのですが、私はみっちりと華を花瓶に刺したい方です。その方が、お浄土の花畑ぽいかなと(あくまで想像の世界でしかありません)。ただ今回はシンプルに、リンドウをメインにしようかと思ったら、おみなえしがなかなか存在感があるので、中央に置きました。いわばセンターの交代。また菊は、供花には欠かせません。

 

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