箱根駅伝に想う

超願寺

06-6631-8956

〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1-12-3

lv

箱根駅伝に想う

ブログ

2022/01/04 箱根駅伝に想う

箱根駅伝、これが面白いと感じる歳になると、歳を重ねた証拠だなどど申しますが、決してそうではなく、私の小学生の次男も見たがります。ただし、5時間はもちませんが…

 

私は、仕事の合間合間にみて、ひいきの緑のユニフォームの選手たちが頑張っているのを応援しつつ、各チームにそれぞれドラマがあるのが、面白い。上位争いだけでなく、最下位のチームでも襷をつなげるのか(繰り上げスタートにならないか)、オープン参加扱いで記録には残らない関東学生連合チームでも、それぞれが自分のチームに戻って経験を共有するのだろうなあとか、それぞれにそれぞれのドラマ、さらには人生があり、楽しく観戦しています。今年もドラマがありましたし、緑のユニフォームの選手たち、異次元の走りでした。

 

しかし、今回はその話ではなく、以下のようなニュースに接して、少し感じたことを申し上げたいと思った次第です。

 

箱根駅伝「観戦マナー」が物議 沿道に人ギッシリ、声出し応援…自粛要請「ガン無視」の現実

 

1点目は、これだけ自粛自粛で大変だった中で、自然の中で少しくらい大目に見てもいいのではないかという点です。自粛要請を無視するのはよくないですが、自粛しすぎてストレスが溜まっているくらいなら、ちょっとくらい応援に熱が入るのも仕方ありません。大会運営側は自粛要請しないと国から注意されるかもしれませんし、要請はしますが、そこまで強い権限(無視する人に対して退去命令を出せるような)はないかと思いますし、これくらいで折り合うしかないのかなと感じました。「ガン無視」しているのはほんの一部で、大抵は静かに応援していた印象です。

2点目は、少し異なる話なのですが、時折、組織や店?の幕を振っている人がいたことです。「○○は選手の皆さんを応援しています」ではなく、「○○」とだけ書いてある横断幕やのぼりを振るのは、何が目的なのでしょう?もしかすると、テレビに映ることによる宣伝効果でしょうか。こうなると、利他ではなく、自利の行為。利己的な行為だと感じました。もっとも、レース脇にあるお店などは必然的に看板が映るわけですから、それと比較してそんなにめくじら立てる必要はないかもしれません。

 

自粛要請を無視する観戦もある意味利己的な行為です。ただ、2点目の場合も、選手たちを応援する気持ちがあるのか否かが、大事なのかなと思いました。自分はその場に行けない、行ってはいけないと考えている。ところが行っている人がいるとなると、何だか腹が立つ。

 

人は人、自分は自分と思えると、心穏やかに観戦できるのではないでしょうか。その人もその人なりに応援している。(自粛要請に応じて)テレビ観戦の自分も応援している。ともに選手のために応援しているなら、苛立つ必要もありません。私が上記2点目に違和感を感じているのは、応援よりも宣伝のため?というところが少し気になったからにすぎません。利他の心がない行為に、人は共感しないでしょう。

 

ちなみに、こんな記事もありました。

金栗四三の考案で始まった「第1回箱根駅伝」は、どんなレースだったのか?

せっかくの歴史ある大会ですから、マナーの悪い一部の人に気を取られて楽しめなくなるのはもったいないと思います。これからも、純粋にレースを楽しみ、選手を応援してあげたいと思います。

 

#箱根駅伝

#自利

#利他

TOP