春法要厳修

超願寺

06-6631-8956

〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1-12-3

lv

春法要厳修

ブログ

2022/03/13 春法要厳修

令和4年、春法要を厳修いたしました。

コロナ禍3年目でも、こういう機会は大切にしたいと、他の行事は休止にしても、春法要と(秋の)報恩講は勤めさせていただいております。

本日も、大勢の方にお越しいただきました。また、初の試みで、オンラインでの視聴にも取り組み、6名の方にご覧いただきました。

先に舌々正信偈をお勤めしました。

img_7385

 

その後、住職による法話。もともと第二次世界大戦の大阪大空襲戦没者追悼会を主として戦後始まった春法要ですので、戦争の話も取り交ぜながら、教行信証、浄土文類聚鈔のお話をさせていただきました。

img_7386

 

ロシアにはロシアの正義があるのかもしれませんが、それでも人を殺していい正義など存在しない。私はそう思っています。第二次世界大戦時、我が国でも、1人の大量殺戮者を殺すことこそ無垢の衆生を救えるのだから正義であるということを宗教者も唱えていたことがあります。でも、その反省から、真宗各派のみならず、多くの宗派が戦争はどこまでいっても罪であるとします。

あの世で救われるかどうかは別として、この世で、していいことと悪いことはある。戦争犯罪者を擁護はできない。少なくともこの世では。

 

コロナだけでも辛く悲しいことなのに、こんな戦争の中での春法要。でも、それでもなお、こういった法要は大事にしたいと思っております。たとえ祈りが無力でも、聞法の大切さは、「あいがたくして今会うことを得たり」という教行信証の総序にもあるように、いうまでもありません。これからも、聞法の機会を設け、お寺に皆様に足を運んでいただけるよう、取り組んでまいります。

TOP