前住職満中陰法要

前住職の満中陰（四十九日）法要を、過日お勤めいたしました。施主（喪主）といえども、実の父の法要ですので、雑用全般をこなさねばならず、ついつい写真を撮り忘れておりました。また、ライブ配信もと考えておりましたが、とてもその余裕はありませんでした。ご了承ください。

組内のお寺さんにも多くご出勤いただき、ご参列いただいた方は親族、門信徒始め４０名を超える賑やかな法要となりました。

法話は、私と同い年、前住職とも一緒に酒を酌み交わす寺仲間にお願いしました。前住職はダジャレ（親父ギャグ）好きで有名でしたが、それにちなんで、「さみちいの〜（さ道野〜）」というダジャレで締めていただきました。

法要後には主として親族による会食の席を用意し、本堂を一杯使っての大宴会となりました。まん防解除とはいえまだまだ予断を許さない中、できる限りの感染予防対策はとりながら、楽しく会食いたしました。前住職の名前と同じ清酒「真澄」をいただきながら、思い出話に花を咲かせました。

このような時節であるからこそ、人の集まる場を用意するのが、寺の使命でもあると感じた次第です。もちろん、家族葬も近親者による濃密な時間を過ごすにはいいものです。それでもなお、多くの人が1人の故人を悼む。我田引水ではありますが、ありがたいご縁をいただきました。