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京街道を歩いて本山へ行こう!(枚方市駅〜石清水八幡宮編)
梅雨の時期、雨天は歩きにくいので、少し悩んでいたら、昼前から晴天に。思い切って、一番暑い頃に歩いてみてどんな感じか実感してみることにしました。
枚方市駅を出発したのは12時半頃。少し歩いただけで汗だくです。
枚方市駅は枚方宿の丁度真ん中あたりで、ここからまずは東見附(宿の東の出入り口)を目指します。枚方市駅すぐにある道標。宗左という商人の屋敷がこの辺りにあったそうですが、磐船街道との分岐点でもあり、磐船街道経由で当時霊験あらたかと評判だったくらじの滝へと向かう道標でもあったようです。
宿場の中で多いのは浄土真宗のお寺。
東見附のすぐ近くに、前回同様、宿の運営に大きな影響力を及ぼした商人の屋敷が。
そうこうしているうちに、東見附。ここが、枚方宿の東の端です。
宿場を出ると浄土宗ほか他宗が多くなります。詳細はわかりませんが、在家仏教の浄土真宗と、出家を主とする他派ということでしょうか。浄土宗は在家と出家との中間的な位置付けなのかもしれません。
しばらく(と言ってもかなり)行くと、今阪池公園。この日は急に暑くなったので、足取りはかなり重かったです。途中途中、休憩は重要。経口補水液も大事。持って行ったものはすぐにぬるくなってしまい、今回の行程で自販機で5本、ペットボトルを買い足しました。暑かった。
綺麗に手入れされた植木を見ながらしばし休憩。
京阪樟葉駅にあと1、2キロというところで堤防に上がります。前回も出てきた看板、河口から32キロ。守口と枚方の境目あたりで22キロでしたから、10キロほどしか変わらないのか、と思いつつ。
新名神の工事が進んでいました。
宣伝しても私には何の得もありませんが、自販機で購入したこれは、とても元気が出ました。
やはり、宿場の外には浄土真宗以外のお寺が多いんです。
樟葉から次の駅の橋本までの間で見どころはこの樟葉台場跡。幕府軍と新政府軍が戦った地。京街道も、本来直進していたものを台場を塀が囲んでいたため、台場の中を通る筋に変わったとのこと。
生きるか死ぬかの戦を知らない現代人の私にはわからない何かを感じながら、さらに進みます。橋本駅の近くには、昔の風情を残した建物が。
さらに進んで橋本駅と石清水八幡宮駅の中間くらいに二宮忠八飛行器工作所跡の看板(のみ)が。前回(昨年)も見ましたが、今回これを目にして、行程を変更することにしました。それはまた後ほど。
橋本駅から石清水八幡宮駅の間は堤防沿いを歩く道が多く続きます。
本来、京街道を歩くならこちらに立ち寄ると少し大きく寄り道することになります。ただ、今回はこのプロジェクト(来年実施予定)の成功祈願その他諸々兼ねて、石清水八幡宮に参詣しようと思い立ちました。また、先ほどの二宮忠八のこともあり、飛行神社にもお参りしました。
ここからも高野街道があったようです。高野山信仰はすごかったんですね。
飛行神社。奥に資料館もありましたが、最終入館時間をほんの数分ですが過ぎていたので諦めました。
そしていざ、八幡宮へ。本殿は山の上にあります。
裏参道の方がやや近道かなと思って登り始めたら、えらく急な階段が続きます。薄暗く、心細い中、心臓バクバクで、大変でした。
でも登り切って本殿が見えるとホッとします。
本殿から少し下がったところに京都随一との展望台が。確かに、京都盆地を一望できるような感じ。写真ではどうしても肉眼で見た風景より感動に乏しいですが。
前日からの雨の影響か参道も濡れており、階段も滑りやすかったので、帰りはケーブルカーを利用しました。15分ごとに運行されているので、結構便利。上りは15分くらいでしょうか、かかったのに、下りは3分。汗もかかずに済みますし、今度参詣するときは上りもケーブルカーにします。
ということで、今回はここまで。ケーブル駅の眼と鼻の先に石清水八幡宮駅がありますので、そこから帰宅しました。
ちなみに今回は枚方市〜御殿山〜牧野〜樟葉〜橋本〜石清水八幡宮と歩いたわけですが、休憩をとりながら3時間かかりました。京街道ウォーキングマップには標準歩行時間(単純に歩くだけ)と標準所要時間(名所旧跡に立ち寄りながら)が記載されています。大体標準歩行時間で歩けたようです。
あと、淀〜中書島と歩くと、とりあえずゴールが見えます(まだ歩く元気はあったのですが、帰宅時間を考えるとここでやめておくことにしました)。というのは、中書島は伏見港のすぐ近くで、もし三十石船で大坂から来ても、ここで小船に乗り換えるか陸路で京を目指すことになります。
昔の人は体力もあったでしょうから1日歩けば(あるいは馬や籠もあるし)大坂から京の中心地まで着いたでしょうし、15時間くらいかければもしかすると私も徒歩だけで行けるかもしれません。しかし、余裕を持ちながらとなると、1泊2日くらいで、初日はひたすら徒歩、中書島あたりで宿泊し、2日目は京都に入って観光スポットも多々あるわけですからゆっくり進む。もう一つは淀で宿泊。淀は宿場町ですから、こちらも宿泊地としては悪くはない(現在は昔ほど宿泊施設はないようですが、昔も宿場としては小規模だったようです)。ただし2日目が少しキツくなりますが。
まだ計画段階ですから未定ですが、今のところそんなペースがいいのかなと考えています。
さて、この京都行き準備企画も次回が最終回になるのでしょうか。あるいはもう1回?乞うご期待。
同じ内容ですが、YouTubeでもご紹介しています。こちらをクリック。
24/10/12
24/07/18
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梅雨の時期、雨天は歩きにくいので、少し悩んでいたら、昼前から晴天に。思い切って、一番暑い頃に歩いてみてどんな感じか実感してみることにしました。
枚方市駅を出発したのは12時半頃。少し歩いただけで汗だくです。
枚方市駅は枚方宿の丁度真ん中あたりで、ここからまずは東見附(宿の東の出入り口)を目指します。枚方市駅すぐにある道標。宗左という商人の屋敷がこの辺りにあったそうですが、磐船街道との分岐点でもあり、磐船街道経由で当時霊験あらたかと評判だったくらじの滝へと向かう道標でもあったようです。
宿場の中で多いのは浄土真宗のお寺。
東見附のすぐ近くに、前回同様、宿の運営に大きな影響力を及ぼした商人の屋敷が。
そうこうしているうちに、東見附。ここが、枚方宿の東の端です。
宿場を出ると浄土宗ほか他宗が多くなります。詳細はわかりませんが、在家仏教の浄土真宗と、出家を主とする他派ということでしょうか。浄土宗は在家と出家との中間的な位置付けなのかもしれません。
しばらく(と言ってもかなり)行くと、今阪池公園。この日は急に暑くなったので、足取りはかなり重かったです。途中途中、休憩は重要。経口補水液も大事。持って行ったものはすぐにぬるくなってしまい、今回の行程で自販機で5本、ペットボトルを買い足しました。暑かった。
綺麗に手入れされた植木を見ながらしばし休憩。
京阪樟葉駅にあと1、2キロというところで堤防に上がります。前回も出てきた看板、河口から32キロ。守口と枚方の境目あたりで22キロでしたから、10キロほどしか変わらないのか、と思いつつ。
新名神の工事が進んでいました。
宣伝しても私には何の得もありませんが、自販機で購入したこれは、とても元気が出ました。
やはり、宿場の外には浄土真宗以外のお寺が多いんです。
樟葉から次の駅の橋本までの間で見どころはこの樟葉台場跡。幕府軍と新政府軍が戦った地。京街道も、本来直進していたものを台場を塀が囲んでいたため、台場の中を通る筋に変わったとのこと。
生きるか死ぬかの戦を知らない現代人の私にはわからない何かを感じながら、さらに進みます。橋本駅の近くには、昔の風情を残した建物が。
さらに進んで橋本駅と石清水八幡宮駅の中間くらいに二宮忠八飛行器工作所跡の看板(のみ)が。前回(昨年)も見ましたが、今回これを目にして、行程を変更することにしました。それはまた後ほど。
橋本駅から石清水八幡宮駅の間は堤防沿いを歩く道が多く続きます。
本来、京街道を歩くならこちらに立ち寄ると少し大きく寄り道することになります。ただ、今回はこのプロジェクト(来年実施予定)の成功祈願その他諸々兼ねて、石清水八幡宮に参詣しようと思い立ちました。また、先ほどの二宮忠八のこともあり、飛行神社にもお参りしました。
ここからも高野街道があったようです。高野山信仰はすごかったんですね。
飛行神社。奥に資料館もありましたが、最終入館時間をほんの数分ですが過ぎていたので諦めました。
そしていざ、八幡宮へ。本殿は山の上にあります。
裏参道の方がやや近道かなと思って登り始めたら、えらく急な階段が続きます。薄暗く、心細い中、心臓バクバクで、大変でした。
でも登り切って本殿が見えるとホッとします。
本殿から少し下がったところに京都随一との展望台が。確かに、京都盆地を一望できるような感じ。写真ではどうしても肉眼で見た風景より感動に乏しいですが。
前日からの雨の影響か参道も濡れており、階段も滑りやすかったので、帰りはケーブルカーを利用しました。15分ごとに運行されているので、結構便利。上りは15分くらいでしょうか、かかったのに、下りは3分。汗もかかずに済みますし、今度参詣するときは上りもケーブルカーにします。
ということで、今回はここまで。ケーブル駅の眼と鼻の先に石清水八幡宮駅がありますので、そこから帰宅しました。
ちなみに今回は枚方市〜御殿山〜牧野〜樟葉〜橋本〜石清水八幡宮と歩いたわけですが、休憩をとりながら3時間かかりました。京街道ウォーキングマップには標準歩行時間(単純に歩くだけ)と標準所要時間(名所旧跡に立ち寄りながら)が記載されています。大体標準歩行時間で歩けたようです。
あと、淀〜中書島と歩くと、とりあえずゴールが見えます(まだ歩く元気はあったのですが、帰宅時間を考えるとここでやめておくことにしました)。というのは、中書島は伏見港のすぐ近くで、もし三十石船で大坂から来ても、ここで小船に乗り換えるか陸路で京を目指すことになります。
昔の人は体力もあったでしょうから1日歩けば(あるいは馬や籠もあるし)大坂から京の中心地まで着いたでしょうし、15時間くらいかければもしかすると私も徒歩だけで行けるかもしれません。しかし、余裕を持ちながらとなると、1泊2日くらいで、初日はひたすら徒歩、中書島あたりで宿泊し、2日目は京都に入って観光スポットも多々あるわけですからゆっくり進む。もう一つは淀で宿泊。淀は宿場町ですから、こちらも宿泊地としては悪くはない(現在は昔ほど宿泊施設はないようですが、昔も宿場としては小規模だったようです)。ただし2日目が少しキツくなりますが。
まだ計画段階ですから未定ですが、今のところそんなペースがいいのかなと考えています。
さて、この京都行き準備企画も次回が最終回になるのでしょうか。あるいはもう1回?乞うご期待。
同じ内容ですが、YouTubeでもご紹介しています。こちらをクリック。