第二次世界大戦戦没者追悼会

超願寺

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第二次世界大戦戦没者追悼会

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2022/03/02 第二次世界大戦戦没者追悼会

当寺では、長年にわたり、第二次世界大戦の、大阪大空襲での戦没者追悼会を厳修しております。当寺周辺は、大きな被害を受け、当寺も灰燼に帰しました。

 

大阪大空襲に限らず、現住職は第二次世界大戦を知らないいわゆる「戦争を知らない子供たち」ですが、戦争を知らなくても、その悲惨さは感覚として持っております。祖父は戦死しており、私は祖父を知りません。先代(父)も、ほとんど覚えがないようです。

 

今回、思わぬことにロシアによるウクライナ侵攻が起こりました。これまでも、さまざまな戦争は第二次世界大戦以降もありましたが、今回は、世界を暗黒に突き落としかねない不安、恐怖を感じております。

 

第二次世界大戦は日本は加害国扱いとなったわけですが、その後、東西冷戦があり、それが1990年代に雪解けしたかと思いきや、新たな冷戦、否、ホットウォー(hot war)が起こりそうな状況となりました。誰が、こんなことを望んだでしょうか。

 

とにかく怖いです。怖いけれど、平和を希求する気持ちを持ち続けなければいけない。それを感じる今回の戦争。ロシアが勝つべきではなく、でも、すでにウクライナの美しい風土が焦土と化しています。こんなことがあってはいけない。

 

私たちは何ができるのか。本当にそれを突きつけられています。祈りは意味がない。それは私たちの無力ゆえ。ただ、そんなことは百も承知で、できる限りウクライナの風土が守られ、平和裡にこの戦争が収まることを祈らざるを得ません。その力が私にはないことを自覚した上で。

 

すでに平和裡にとは言えない状況ですが、少しでも早急にことが治まることを祈らざるを得ません。3月13日に当寺で戦没者追悼会を含む春法要を営みますが、ウクライナ国民に寄り添って、もちろんロシア国民の多くの方にも寄り添って、平和を希求した法要を執り行いたいと思っております。

 

補足ですが、人の生き死にのように、人間にはどうしようもないことがあります。天災もそうです。地震や津波は、もうどうしようもない。しかし、戦争は人災です。人間が起こしたものであり、それをなんとかすることは可能です。人間がなんとかできることはなんとかしたい。なんとかしたい。なんともできない自分が歯痒いです。

 

 

#Nowar
#Peace
#Ukraine

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