お鈴を鳴らす

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お鈴を鳴らす

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2017/08/04 お鈴を鳴らす

先日、テレビの録画を観ておりましたら、たまたま(観ようと思ったわけではないものの)仏教関係の内容のバラエティ番組が映っていました。その中に、お仏壇に向かって拝む際に、お鈴を鳴らす人がいるが、仏教的には全く無意味、という解説がなされていました。

なるほどなと思い当たる節はあります。解説でもお話しされていたのは、お鈴はお経の調子を合わせるために叩くもの(僧侶がお寺で用いる大きいのは磬(きん)とも呼ばれます)であり、合掌のためにするものではない、と。

確かに、そうだろうと思います。もしかしたら、多くの方は、神社で鈴を鳴らすのと同じような感覚で、お鈴を鳴らすのかなとも思います。「来たよ」と、挨拶代わりに。

ただ、神社のしきたりと仏教のしきたりは類似する面もあるものの、違う面も多々あります。仏教のお鈴は、神社の鈴とは別物です。仏様は、「来たよ」と言わなくても、すべてお見通しです。

 

もっとも、私は、お鈴を鳴らして手を合わせるのが無意味とも思わないです。ある意味、東南アジアでマニ車を回すとお経を称えたのと同じ御利益があるように、お鈴を鳴らすことで、お経をあげたのと同じような意味合いがあると捉えればよいのではないでしょうか。img_zyoudo01

 

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