「都構想」再び

都構想に反対。それだけは揺るぎません。

私は、繰り返し申しておりますように、政治的には中庸です。というよりも、基本的に中庸。それが、仏教徒だと思っております。

だけれども、自分の生活が脅かされるときに、何もしないというのは、また違うと思います。ですので、今回も、「負けられない戦い」に、参戦しております。と言っても、立候補しているわけではありませんが。

まず何よりも、都構想のデメリットは語り尽くせません。さしあたり、以下の文章をお読みいただければと思います。

https://www.facebook.com/masahiro.michino/posts/2112736325484248

そして、自分の意見を通すためには嘘をついてもかまわないという政治姿勢。そのことに対する批判です。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2138242752895440&set=a.877340375652357&type=3&theater

恐怖政治そのものと言わざるを得ない状況も、報告されています。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2056289974663972&id=100008489673816

住民投票は罪作りです。イギリスでも、混沌とした状況が続いています。間接民主制を採用している国が、なぜ住民投票をしようとするのか。それは、議会の機能不全もあってのことですが、それを直接民主制に訴えてどうするのか。早い話、議会制民主主義の敗北というべきか、自らの機能不全を国民市民に丸投げしている。議会の責任放棄にも見えます。もちろん住民投票を全否定するつもりはありませんが、ギリギリの攻防をするような状態は、議論が尽くされていないとしか言いようがなく、それは、議会でまず解決しないと、国民市民はまったく理解が進んでいないことの証左です。

https://www.facebook.com/masahiro.michino/posts/2114578818633332

確かに、前回の都構想の住民投票で僅差で現状維持となりました。それゆえ、半数は都構想に賛成しているのだから、その人たちのことを考えろ、という意見もありました。しかし、半数は現状維持を選んだのです。

https://www.facebook.com/masahiro.michino/posts/2118731824884698

都構想は、最初にリンクした文章（コメント欄）にあるように、デメリットが多い。それだけでなく、なぜ東京都のモノマネなのか。大阪は、東京には負けへんぞと、お上に対してもそうですが、俺たちが一番だという気概を持って、東京都のモノマネをよしとはしません。前回の住民投票の際も、「東京都のバックアップ機能を」という言い方が都構想推進派の方からされていましたが、それじゃあいつまで経っても大阪は東京の二番煎じだということでしょ、と私は感じました。大阪は、東京を超えることはできないじゃないか、と。

そうすると、都構想の対案を出せと言われるわけですが、総合区は一つの対案かもしれませんけれども、とりあえずの対案は現状維持。もっといい案があるかもしれませんが、都構想が全くメリットのない制度であることは事実。もっといい案を考案するまでは、現状維持。それが対案です。

今は、フェイクニュースが溢れる時代です。ファクトチェックをしっかりやって、皆さんの最善と思われる方に投票してほしいと思います。二重行政だ、改革が必要だという聞こえのいい話にただ乗っかるだけではなく、自分の選択が、今後の生活に直結する選挙になるということをお考えいただいて、必ず選挙には行って、投票してほしいと切に願います。

https://www.facebook.com/masahiro.michino/posts/2109498445808036

以下は、中立的な立場の方によるファクトチェック記事です。

https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20190406-00121181/?fbclid=IwAR1rrrz784K4bVCOzM4titlXlcNU21p1pt1TuJ_6YCY5SjcDvkE8kQ8H_58

https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20190406-00121253/

万博が６年後に大阪で行われることになっています。万博についての評価はまだ自分自身考えがまとまっていませんので避けますが、都構想にかかる費用を考えると、とても万博をつつがなくやり遂げることはできません。経産大臣も以下のようにおっしゃってます。

https://www.facebook.com/yanagimotoakira/videos/290711405156098/?__xts__[0]=68.ARCbKH8HYcDvYJnmamQB9Jbu3WdZsidFGEWOqtu3kZecBBs6pJczlYrQPssj4vkawA3xD2w_lB9jvUu6reOK4MHxYFseRzNVKKI8I_XcafiRe-fRDgrpmQmtwH_PiS2q0pMKTc9gxLz2MHkjVs2Pxtn839AoQei-XcgoUy4w8AQGdL09y9Be23LBablKiiS4algqaQoVtNXdsuWIfJsEssinP51cNxxz3nYHtow1xo6ZplI4MjLM5V1pYhdwjbBWuBx4dhnx4iKci20a-Ta80aBv0MTr2EfP76ipWkDjoEh8YzICn2u5NIq_Hd4dgmwOdWrYBwYfi4ch7muSTT9_e84NSSqgUm5aF5_qrQ&__tn__=H-R

あれもこれもと欲張るよりは、まずは大阪経済の再生。そのために何が必要か。資本の集中投下ではないでしょうか。

前回の住民投票では、私は反対派として寺のサイトで繰り返し反対を唱え、時には少し言葉が過ぎて、サイトの読者の方からお叱りを受けたこともあります。ただ、感情的な人格批判はしていないと思います。客観的に都構想の非を唱えているだけのことであり、また、客観的事実から導き出される賛成派の政党の党利党略があまりにも度が過ぎていることに異を唱えているだけのことです。

本当は、人と争うのが苦手で、特に政治的な抗争には向いていないと思っております。それでも私は、都構想には何らメリットがないと考えていますし、また、もし大阪市以外の大阪府民の方が、「大阪市の大きな財源が大阪府全域に用いられることで、自分たちの町の行政サービスが充実するのではないか」とお考えだとすれば、それはまた筋違いのことだろうと思います。大阪市は大阪府下のどなたもお仕事や娯楽等でお越しになることができる地域です。壁が築かれているわけではありません。大阪市にそれだけの財源が割り当てられているのは、大阪市民だけでなく大阪府民全員に大阪市が利用できるからでもあります。

大阪市民VS大阪市民、大阪府民VS大阪市民。住民投票はせっかく同じ地域に暮らす人々を分断しました。「袖すりあうも他生の縁」と申しますが、仲たがいさせずに融和を図るのが政治家の責務ではないかと。「俺の仲間になれ、仲間になるなら守ってやる」は、任侠の世界ではないでしょうか。

今回は統一地方選挙であり、都構想とは直接関係ないようでありながら、賛成派は再度住民投票にかけることを狙って今回の奇策（ダブルクロス選挙）に打って出たのは間違いのないところです。争いのない大阪。あるとすれば、それは東京に対する「負けてたまるか」という気概のみ。そういう大阪を取り戻すためには、どうすべきか。大阪府の、大阪市の、皆さんにもご判断いただきたく、投票に足を運んでいただきたく、文章にしたためました。

https://www.facebook.com/kunio.hiramatsu/posts/1546545812144433?__xts__[0]=68.ARA8VsMO1pP6hMt9oPPHtN0wy0oluAiCVWRgv9sM4U01pBiZOUtNhxvOXJlPW6YVa3vZ2Sa4MBCO_TV0nkn6XGiWdyX-Wy_rM0kICu0C8_fKdVqRJ6Oap_0AG6HUOMrKdvY_Lv4Io250KOndkdYBAp2TC0B-Oh_BbV3X1FYTqYQJC3bJQoNz8CEPKp84S3Zf6SNhP_p0gW-SHaRf8tnxg2m8UilPbzG2agOrYO6lU–eLOlvWQTaa2LTy7pfJijhyUVDePKToRFeIg3mcdSFMq7Jicrgbqq-B6cJzsDHDUeUMPz8lCM616Bjrmx9GguZ5Zovxgksh3TODT7U2iZMGg&__tn__=H-R

「地球防衛隊」ならぬ「大阪市防衛隊」に加わっていただければ、幸いです。

https://www.facebook.com/masahiro.michino/posts/2115905115167369

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ぜひ、リンク先の文章もご参照いただき、投票の参考になさってください。