寛容の心、不寛容の心

超願寺

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2020/04/24 寛容の心、不寛容の心

 有名人とかいろんな人が感染するのを見るにつけ、新型とはいえやはり風邪に違いないんだなという思いが強くなります(素人の素朴な見解です)

 私、冬のこの時期はよく風邪を引きます。昨年も、数日声が出なくなって大変でした。風邪を引きやすいので(長引かないのですが)、ある冬のシーズン、ずっとマスクをして過ごしましたが、やはり風邪を引きました。手洗いは長年欠かしませんが、何かの加減で引くときは引く、引かないときは引かないと割り切ってます。

 マスクはないよりはつけた方がもちろんマシだけれど、マスクの隙間も通す小さなウイルスですから、感染るときは感染ると覚悟しておく方がいいと思います。

 なんていうのか、「他人様に迷惑をかけてはいけない」という思いで生活するのは大事だけれど、それでもなおこの世で生きていれば迷惑もかけます。「俺は迷惑をかけていない」から、「迷惑をかける人に腹が立つ」のでしょうけれど、迷惑をかけたりかけられたりするのが、この世だと思います。

 寛容がなくなるのは残念です。感染した人は苦しんでいるんですから、誹謗中傷するのは、おかしいです。

 情けは他人のためならず。

(他人に情けをかけることは、回り回って自分のためになるんですよ。)

 繰り返しになりますが、感染した人を批判するのはやめましょう。明日は我が身です。感染るときは感染る。

 もう一つ。休業要請があるのに開けているのはどういうことかと批判するのも違うと思います。

 進むも地獄、止まるも地獄の中で、休業に応じた店もそうでない店も、批判できないです。

 

さらにもう一つ。子供が公園で遊んでいたり、あるいは子供をスーパーの買い物に連れて行くことも批判されています。公園の遊具などは確かにベタベタ触るものだから感染の恐れはありますけれど、風通しのいいところで体を動かすことは、ストレス発散になります。2ヶ月近く外出自粛の私の息子も、あまりドタドタと室内を歩く方ではなかったのですが、運動不足かストレスか、足音が少し気になります。

スーパーに家族連れで行くことも、例えば大人1人が外出して感染すれば家庭内感染の恐れもあります。子供が小さければ家で留守番させるわけにもいかないこともあります。

「自分は外出を我慢しているのに」という気持ちもわかりますが、皆が苦痛を強いられる中です。是非、温かい目で見てあげてほしいと思います。

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