お寺とオンライン・ネットなど

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2020/05/14 お寺とオンライン・ネットなど

お寺は、一番デジタルの世界から縁遠い存在である。

 

正直、そう感じておられる方は多いと思いますし、人里離れた山奥で修行するというイメージからしても、ネットやSNSとは無縁だろうとお思いかもしれません。

 

しかし、このご時世、黙っていてわかってもらえるものではありません。もちろん、寡黙に、不言実行で活動することの素晴らしさはあり、私もそのような僧侶でありたいと思っておりますし、そのような僧侶の方を尊敬もしています。

 

そうは言っても、やはりどの世界にも説明責任はあり、しかも人と人とのつながりなしに、根無し草で生きていくことは難しい。とりわけ、真宗は俗世間にありながらただ念仏、聞法に生きようという宗派ですから、俗世間との関係は密であり、仏法を聞きたいとお考えのお同行(門信徒の皆さん)との関係を大事にします。

 

そんな中、法話会をネット配信する試みも広がっております。また、様々な集会をネット上で行うことも一般的になりつつあります。

 

私は大学で勤めておりますので、ネットを用いたゼミや講義をしておりますが、寺にも一足飛びに、まだ先だと思っていた状況がやってきました。

 

佛光寺派でも最近そういった動きが出てきておりますが、諸宗派の動勢に関する新聞である文化時報5/9号に、私たちの取り組みも紹介していただきました。

 

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・・・若手僧侶5人が毎月行う輪読会も、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を用いはじめ、4月24日には脇阪義仁霊松寺住職をホスト役に『歎異抄』を読み解いた。参加した勝部正典光圓寺住職は「双方向なので同時に話す時の整理が大変だが、次回もやってみたい」と語っていた。

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この輪読会に、私も参加しております。元々は参加する僧侶の属する寺院を会所として集まっておりましたが、このような状況になり、オンライン輪読会に。ちなみに若手といっても40代中心で、50代前半の私が最長老ですが、私以外は専業の僧侶で経験豊富な方々ですので、寺の知識も豊富で、いい刺激になっております。

 

ご存知の通り、かなり前から当寺のサイトは充実させてまいりました。下記のように複数がバラバラですので、少し整理せねばならないなあとは思っております。

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Google超願寺

このサイト

 

人と人とが対面して交流する。これが大事なのはいうまでもありませんが、ネットという手段を通じて、遠く離れた人とも交流できればと思います。サイトではこちらからの一方通行になりがち。SNSやZoomのようなテレビ会議システムなどで多くの方と交流できることを願っております。これからもさらに充実させてまいります。

 

(付記)

こんな文章を書いていたら、本山佛光寺がYouTubeチャンネルを開設したとのことです。是非ご覧ください。

佛光寺チャンネル

 

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