自然との融合ないしは自然との一体感

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自然との融合ないしは自然との一体感

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2021/01/20 自然との融合ないしは自然との一体感

先日、知り合いがYouTubeを始められました。内容は、スピリチュアルなもので、それまでの私の、その知り合いに対する印象とは異なるものでした。

今、スピリチュアルというと聞こえがいいと言いますか、パワースポットとか、肯定的に捉えられる方が多いと思いますが、新興宗教(新興宗教にも今や伝統宗教になっているのもあり、学術的には新々宗教といったりします)が胡散臭く思われることもあり、どう表現したらいいのかわかりませんが、宗教全般について、毒にも薬にもなるわけで、毒を主にすれば、宗教は胡散臭い。

 

ある著名宗派の御門主が御子息の下宿先を探していて、ある下宿に「宗教お断り」とある。「うちは仏教ですが」というと、大家さんは「おたくは大丈夫」と。宗教に、もしかすると皆さんも胡散臭いものとそうでないものがあると認識されているかもしれません。

 

少し話が逸れましたが、先ほどの知り合いのYouTubeを見ていて、思いました。以前にも書いたことがあるのですが、輪廻転生はおそらく科学的にも証明可能です。私たちは人間の形をしているから人間だけど、分子レベルまで分割してしまうと水や空気と対して変わりません。まさに色即是空、空即是色。いや、何をいい加減なことをと専門家には怒られそうですが詳細はやめておきます。

 

ごく単純に、骨やら脂肪やらいろんな部位から成り立つ生物も、最終的にはH2OやらCO2やら、そんなものです。そうとすれば、私たちも地球が形作られているものの一部。形があるものであって、形がないものと同じ。私たちと風とは、大きな違いはない。

 

地球が生命の源であり、私たちは地球と繋がっている。

 

科学はこれくらいにして、というか、真宗の教えは輪廻転生の輪から離れてお浄土に生まれ変わるということなので、科学的ではなくなりそうです。ただ、輪廻転生の輪から離れるというのは、例えば地球の循環システムから切り離されて宇宙に流れ出るということかもしれない(空想です)。

 

知り合いは、キリスト教的なお話でした。イエスキリストに癒されて、原因不明の湿疹が治ったという。これの真偽は私にはわかりませんが、原因不明の湿疹が治っているのは事実です。

 

ただ、真偽はさておき、私たちが地球という摩訶不思議ないわば宇宙生命体の一部であるとすれば、その宇宙生命体に守られている感覚を持つ人がいても不思議ではありません。というか、地球が滅びれば間違いなく私たちも滅ぶ、一蓮托生の関係。その地球もしくはそれに準じるものとの一体感。これを感じられることは、実は当たり前のことなのかなと、知り合いの話を聞いていて思いました。

 

私は、スピリチュアルとか、あるいはもっと現世利益的な占いとかそういうことはあまり気にしません。信じる信じないというより、まさに気にしません。でも、地球の一部であることを忘れることは、間違いであるという感覚は持っています。

 

イエスキリストも、お釈迦様も、あるいは多くの善知識(正しい知恵を持った先達)は、地球という地に足をつけて、ここが私の居場所であるということを認識されていた方々なのではないかと、ふとそんな感覚を持ちました。

 

さて、正月20日となり、久々に佛華を生け替えました。めでたいバージョンの五具足(華瓶と燭立が対)から、三具足に戻しました。花を見ていると心が和みます。たまたま見ていたテレビで、蛇など恐怖を感じる映像を見た後で花を見るとストレス軽減率が実験映像の中では一番高かったそうです。なるほどなと思います。蛇を見て恐怖を感じ、花を見て安らぎを覚える。それだけで、私たちは自然界ときっても切れない関係であることが明らかです。

 

コロナ禍でストレスたっぷりの皆さん、都心でも自然に直結するものは見えます。空を見上げれば太陽や月。身近には街路樹など。ちょっと郊外に足を伸ばせば梅や早咲きの桜がチラホラ。自然を愛でる生活がまさしく「心のワクチン」かもしれません。

 

 

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#佛華#仏花#浄土真宗#真宗佛光寺派#輪廻転生#仏教

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