もう6月-佛華を生け替えました。

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もう6月-佛華を生け替えました。

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2021/06/01 もう6月-佛華を生け替えました。

今年もあっという間に6月。今日は爽やかな風が吹いている大阪ですが、もうすぐ熱風吹く猛暑がやってくるかと思うと、暑がりの私は戦々恐々です。

 

ところで、「ドラゴン桜」をみなさんご存知でしょうか。東大受験を目指す高校生のお話。16年前にもドラマ化されましたが、今年久々に復活。単なる青春物語ではなくかなりシリアスな内容で、様々な人間模様が交錯して重苦しいものの、主人公桜木の一言一言の重みや迫力に圧倒されながら毎回見ています。

 

本当は優しかった父親からの暴力に悩まされている登場人物の女子高生の「みんな人それぞれ、楽に生きてる人なんていないんじゃない?」という達観した言葉に惹かれました。セリフの相手の男子高校生は、優秀な父と兄弟にコンプレックスを抱いた、性格に難のある子。この2人は、東大を目指すクラスの中でも合格の可能性が高いという設定。

 

これはあくまでドラマ(漫画)の話ではありますが、実際には人生において受験も一つの正念場。受験しなくても生きてはいけるけれど、受験によって鍛えられるものがある。私ごとですが、私も受験には失敗した1人です。ただ、失敗せずに生きていくなんてそれは幸せなことで、普通は失敗の連続です。その失敗をどう乗り越えるか。

 

コロナ禍は世界全体に影響を与えていますが、一人一人がどう対処するか。日本社会(政府)としては今のところ失敗と言わざるを得ない状況ではあるものの、個人個人がどう対処するかは、また別です。政府のせいにするのではなく、自分で身を守らねばならない面もある。私は自助や自己責任という言葉をお上から言うのはおかしいと思っていますが、個人として考えれば、やはり自分の身を守るのはまず自分。交通事故に遭ったとき、悪いのは加害者ではあっても、気をつけていれば避けることができたかもしれない。加害者を責めるのは当然としても、自分としてもどうすれば避けれたかを考えれば、人生に役立つ経験になったと言えます。

 

おそらく、今がどん底だと思います。まだ来年くらいまでは続くかもしれませんが、絶望の淵にあることを自覚し、しかしここからは上がるしかないと覚悟を決めればしめたもの。

 

真宗の教えは、「絶望を希望に変えた」と評価されます。戦乱の世で明日をもしれない時代。人を殺し、動物を殺すことを生業にしている武士や漁師・猟師はもう地獄に行くしかないと思っていたら、お浄土に行ける、と。

 

私も、絶望の淵に何度も立ちましたが、その都度、真宗の教えに助けられた。ありがたいご縁です。

 

さて、佛華を生け替えました。クジャクアスターとユリを主としました。夏だけど、雪のように白い小さな花。暑がりの私は、次の冬を楽しみに、この暑さを乗り越えます。

 

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