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2021/07/28 当寺の法語のご紹介

時折、思いついたことを書いて、寺の門前に掲示しています。

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今回は、このような文章にしました。

実際に、背負ったリュックのチャックが開いているのを見かけることもありますし、私もたまに、あれ開いてるぞということがありますので、ある意味実体験です。気をつけましょう。

ただ、これは暗喩ですので、別の意味もあります。それは、お読みになった方それぞれの感じ方ということで、私から解説はしないでおきます。

 

法語とは関係ないのですが、私が好きな言葉に徳川家康の遺訓があります。

 

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。

 

重荷はなかなかおろせないものです。それが生きるということでしょう。お釈迦様がおっしゃった8つの苦は生きているからこそおのれに与えられた苦です。生きているなら、仕方ないことです。仕方ないという諦めも大事ですね。

 

家康ほど強い人なら、「自分を責めて他人を責めるな」と言えるのかもしれませんが、自分も他人も責めない生き方をしたいものです。もっとも、家康とてそんなに強い人だったかは、ご本人にしかわからないことです。

 

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