終活セミナー開催

先日ご案内しておりました終活セミナーですが、つつがなく終えることができました。

告知不足からか、参加者は少なかったのですが、ご好評を得ることができましたこと、ご報告いたします。

講師の賀集一弥氏はその世界では著名な方で、しかも話がお上手で、私も引き込まれましたし、勉強にもなりました。

前回のブログと繰り返しになりますが、終活というと「自分はまだ若いから」とお思いの方も多いでしょうが、親御さんのこともありますし、自分自身もいつ死ぬかわかりません。親や自分の死を考えることを「縁起でもない」と思う時代ではなく、「家族に迷惑をかけたくない」という思いで生前から終活される方、増えています。

もっとも、賀集氏は、家族に迷惑をかけたくないからこうしたいと思ってしたことが（遺された）家族が望んでいることと必ずしも同じではないというお話をされていて、さらに家族とのコミュニケーションが大事ということも強調されていました。

終活とは、非常に幅広い言葉ですが、私はいつも年忌法要や葬儀の際に、「こういった法要は阿弥陀様や多くの仏様の列に加われたご先祖への報恩感謝の気持ちを表すものであると同時に、自らのこれからの人生を見直すご縁であり、またお浄土でご先祖様に会うことができれば「いい人生だったよ」と言えるような人生を送ることこそが、ご先祖への供養になる」とお話ししています。

終活カウンセラー協会では、終活とは「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく、自分らしく生きる活動のこと」と定義されているそうです。先に私が申し上げたように、法要は単なる形式的な儀式ではなくて、自分を見つめ直すきっかけであり、大仰にいえば人生哲学に通じるものであることを、お話を聞いていて強く感じました。

より多くの方にお聞きいただきたく、今後はもっと早めの告知をして、今回を第１回として（頻度はわかりませんが）定期的にセミナーを開催したいと考えています。その際はまたご案内いたします。

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