通夜葬儀のお布施について、ご参考までに。

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通夜葬儀のお布施について、ご参考までに。

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2023/07/11 通夜葬儀のお布施について、ご参考までに。

先日、ある方から「今は小さな葬式が流行りだから、僧侶もすることは減っているでしょうし、お布施も以前より少なくていいのでしょう?」と問われました。

お布施は、サービスの対価ではありませんので、することが減ったから少なくていいというものではありません。また、対価という意味で言っても、葬儀屋さんは祭壇が小さくなったり、車の用意が必要なくなったり、霊柩車が簡素になったりとサービス内容によって料金は安くできるでしょうが、僧侶は、基本的に通夜、葬儀、初七日と参列者の人数等に関係なく執り行う必要があります。位牌や入棺名号も書かねばなりません。枕経も最近は減っていますが、厳密な意味での枕経をしない場合でも、お通夜の前に枕経をお勤めいたしております。

 

葬儀のお布施は高額になりがちですのでこのような質問が出るのだろうと思います。ただ、月命日であれ年忌法要であれ、お布施は寺院護持のためのご協力費と捉えていただけるとありがたいですし、本来そういうものです。繰り返しになりますが、サービスの対価ではありません。

 

いつも申しておりますように、ここにお布施の相場を書きますと数字だけが一人歩きしますので書きませんが(月参りのお布施については後述ご参照ください)、相場をお知りになりたければお電話にてお問い合わせください。当寺は、前住職の時代から「多くてもお返しいたしません、少なくても文句は申しません」を基本としております。

 

各種法要をご依頼になる方の経済状況でできる範囲のご協力をしていただければ、こちらも誠心誠意、お布施の多寡にかかわらず、お勤めさせていただきます。

 

(追記)

浄土真宗のお寺さんを、親が亡くなってから初めての月命日にお招きする門信徒の方を題材にした落語がありますが、その中でお布施についてこんなくだりがあります。それまでは500円札が発行されていて、親は確か500円をお布施にしていたが、500円が硬貨になってしまったのでさすがにお布施にしにくい、最低でも千円か、これまでの倍じゃないか、国のバカ!、と憤るというものです。ただ、物価も上がっているので3千円くらい包むことにしようか、という夫婦の話し合いで終わっています。500円が紙幣から硬貨になったのはもう40年くらい前でしょうか。物価の上昇は別にしても、月命日のお参りのお布施は、大阪では3千円から5千円くらいが一般的かなと思います。

 

(追追記)

月命日は毎月お参りすること、年忌法要は1周忌、3回忌、7回忌というように、大体3と7(ただし3回忌は2年目で、7回忌は6年目というように1引いてください)を基準にお勤めすることです。その他、祥月命日(毎年の命日)やお彼岸、お盆にお参りすることもあります。毎月お参りするお宅も減りましたが、ありがたいご縁ですし、毎月お伺いすることでそのお宅の状況がわかります。一人暮らしの高齢者ですと、生存確認にもなるのです。

祥月命日や年忌法要は、ご先祖を敬う気持ちの表れですし、そのお手伝いをさせていただくのも、こちらとしてもありがたいご縁です。

 

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