三方よし

超願寺

06-6631-8956

〒556-0016 大阪府大阪市浪速区元町1-12-3

lv

三方よし

ブログ

2020/09/08 三方よし

コロナのせいかもしれませんが、執拗な勧誘が増えた気がしています。

 

特にコロナの前からしつこく焼酎を売り込んできたK県の業者さん。私はあまり焼酎を飲みませんし、焼酎が好きだった先代もほぼ飲むことがなくなり、また、時折門徒さんに振る舞いますが、コロナでそういう機会も、減りました。

 

あまりにしつこいのでコロナ以前から着信拒否にしていたら、K県の隣のM県の市外番号でかけてくるように。これも着信拒否したら、今度は番号非通知設定に。非通知の電話は門徒さんからもかかりますので、出ないわけにいきません。仕方なく出ると、その業者の聞き覚えのある女性の声。それでも何度か断っていましたが、あまりにしつこいので「これで最後にしてください。最後に一度だけ買いますから」ということに。ここは1本3千円以上するものが6本セットでないと売ってくれません。最低でも1万8千円です。しかも支払い方法は代引きしかありません。

 

それから半年、またかかってきました。「あれで最後だと言いましたよね」というと、「本当に最後だと思っておられたんですか?こちらも電話を半年我慢したんですけれど」と木で鼻を括ったような返事。まだ10本以上残っているし要らないものは要らないからと言ったら、「焼酎は賞味期限ありませんから、いつでも飲んでください」「また日をおいて電話します」と。

 

ほとんど、押し売りですよね。

 

あまり申しておりますと愚痴になってきますので核心に入っていきますが、商売人も「損して得とれ」とか「三方よし」など、客と社会と商売(商人自身)と、それぞれの利益になるようにという生き方が、根付いていたと思います。先の焼酎の業者だけではないですが、それが失われていく様を見ているようです。

 

IT関連の業者も、前にも申しましたが自分だけが儲ければいいと考えていると思わざるを得ない詐欺的な企業が少なくありません。こういう企業のせいで真っ当なIT企業も困っているだろうなと思います。

 

コロナ禍は、人間のさもしさを炙り出したのかもしれません。

 

「お客様は神様ではなくなった」という意見も漏れ聞こえますが、商人もまた、買い手よし売り手よし、また三方よしの気持ちなど持たない人も増えたようです。残念な時代ですが、もちろんいい客も商人もいるのですから、利他の気持ちのある客と商人のいい関係が築いていければなあ。焼酎の押し売りにイライラしながら、そんなことを思うのでした。

 

佛華を活け替えました。ゆりの仲間だと思いますが、淡い橙が綺麗だったので、それを主にしました。ちなみに、いつも行っている花屋さん(ホームセンターの花売り場)も、(ホームセンターと共通の)中央レジに並ばないといけませんが花はこれまで持ち帰りやすいように包んでくれていたのに、セルフになってしまいました。レジに時間をかけないようにということのようですが、仕方ないとはいえ、花は生き物ですから、持ちやすいように包んでもらわないと傷めてしまいそうでなかなか大変でした。これも、花を買う客にとっては残念な変更でした。

 

 しかしこれも時代ですから、花をうまく持ち帰ることができるマイバッグを探すことにしましょう。

 

img_0857

 

 

超願寺

06-6631-8956
大阪府大阪市浪速区元町1-12-3

TOP